2007/10/29

サーパスつくば研究学園


つくばエクスプレス(TX)

研究学園駅の目の前

そう、駅前というより目の前

TX沿線などの場合

今後もこういう物件が普通になると思われ


駅内、駅前共にまだ売店も無く、

遠くを見渡してもコンビニさえ無い状態

まだまだこれからの開発途上の地に、

まず先に住民を確保しておこうという感じであり


物件はかなり工期に余裕を持って仕上げたと見られ

専有部に関しては非常に丁寧な印象を持ったわけで


超高層タワーマンションで主に採用される給排気同時式レンジフードは

電車の音を嫌って壁の給気口を閉じてしまっても

極端な負圧状態を抑えてくれる。


共用廊下から見える独立峰は、

東に太平洋、西に富士山、南に霞ヶ浦、北には日光・那須の眺望を

遮るものなく堪能することができる筑波山であり

東国の山岳信仰の聖地でもある。


拝啓、S様

先週も同行に行ってまいりました。

気にされていた玄関ドア内側のミラーは

やはり歪んで見える部屋とちゃんと見える部屋がありました。


当日は筑波山がよく見えましたが、


今回は季節外れの台風接近でそれどころではありませんでした。

ご実家から見える筑波山の方が好きとおっしゃっていましたが、

楽しみな新居からのこの筑波山もすぐに好きになりますよ。



2007/10/25

レクセルプラザ守谷


つくばエクスプレス 守谷駅

駅から2分足らず

いわゆる駅前物件に属するわけで

改札を出るともう一つの守谷駅を発見

関東鉄道常総線というらしい



旧常陸国と旧下総国にまたがることに由来するらしく

取手から茨城県の北部まで縦断するとか

内覧会で各地を訪れたつもりでも

まだまだ知らない路線はたくさんあると思われ


話をレクセルプラザ守谷に戻すと

施工の丁寧さが滲み出た好印象のマンション

事業主のこだわりが各所に見られ、一本すじの通った感じが出ていたわけで

前回紹介したロータリー式の戸当たり全部屋に標準で付いていたり

写真では分かりづらいかもしれないが、

コンセント位置を高くして、照明スイッチ位置を低くしている。

家族全員の使い勝手を考慮した嬉しい仕様と言える。






拝啓、S様

内覧会では途中から飛び入り参加させていただきました。

が・・・、僕が出る幕はほとんどない仕上がりでしたね。

オメデタの奥様は大事をとってご欠席でしたが、

元気な赤ちゃんが誕生する事を願っています。



2007/10/24

戸当たり



部屋には当然ドアがあり

ドアには普通戸当たりが付いています。

戸当たりはドアを開けた状態のまま固定でき、

強風に煽られてドアが強く閉まるのを防ぎます。

固定方法は

1.金具を引っ掛けるフック式

2.ドア上部に取り付けるアームストッパー式

3.ドアを開けると床から磁石が出てくるマグネット式

などなどいろいろで、それぞれにメリット・デメリットがあります。

「1」はドアの固定度としては一番確実という安心感

しかし、フック支柱が床から突き出ていて邪魔、

何より金具を引っ掛けるには屈む必要があり、

間取りによってはかなりきつい体制を強いられる場合があります。

その点「2」「3」は屈む必要が無く、床から余計な突起物も出ない。

但し、「2」は毎日カチャカチャすることで、アームストッパーの経年劣化が起こり、

「3」についてもマグネットの磁力が弱くなってくることで、確実なドアの固定に不安が残る。

それらを総合的に考えると、現時点で考え得る理想的な戸当たりは

写真のロータリー式だと思われ

これはドアを凹部に押し込むだけで引っ掛かり固定OK

外すときはもう一度押し込むと凹部が回転してフックが外れる構造

床からの突起はほとんど無く、体を屈めて固定させる必要もない。

また、経年劣化の度合いもマグネットやアームストッパーに比べて少ないと思われる。

こういう人にやさしい建具がもっと普及してくれると嬉しい。



2007/10/16

シティーズフォート


2005年10月竣工


ほぼ同時期の内覧会でした。

奥の棟は19階建てで

ファーストウィングと同じ

京葉線高架側のため

サッシュは遮音性を高めた仕様になっており


それにしても

この街の空間は他とは違い

パンフレットの絵に描かれた世界がそのまま現実になったように思われる。

近隣の小学校には柵がなく、誰でも校庭を素通りできる

セキュリティ上どうなのかな?とも思うが、

街の雰囲気がそれも含めて肯定している。


次々と完成した新しいマンションに入居する人に

数十メートル先から引っ越す人が多くいるのも

この街の精神的な「豊かさ」そして「住みやすさ」が原因であると思われ


拝啓、S様

内覧会ではひょんなことから、二人体制で同行させていただくことになりましたが、

S様の指摘もするどく、僕たち二人感心したことを覚えています。

早いものでもう2年になりますが、2年点検の時期だと思います。

売主の定期点検もこれが最後です。

このあとの補修費用は基本的にS様負担ですので、

2年点検では気合を入れて、例のするどい指摘を行ってください。



2007/10/15

パークシティグランデ新浦安


2007年同行の最初の内覧会

守衛付き?のゲートは

セキュリティの高さを表しており

新浦安を席巻する三井のマンションで

一番新しい自信作と思われる。


ここ1年くらいよく採用している

玄関前での呼び出しでもカメラに映るインターホンの標準装備

それから、ひも付き栓があるバルコニーのスロップシンク(SK)

どちらもありそうであまり無く

痒いところに手が届く仕様になっていたわけで。


床と壁が厚いのも周辺物件同様の特徴であり

同行した部屋の床厚は290ミリ(標準の約1.5倍)のアンボンドスラブ

壁も280ミリと標準の1.5倍近くあり

少々騒いでも文句は出ないのでは?と思われた。


拝啓、K様

早いもので今年ももうあと3ヶ月足らずですね。

昨年末、ご依頼のためにメールでも電話でもなく

突然事務所にお越しになられたあの時が、つい最近の事のように思えます。

ネットの世界は顔が見えませんので、

顔を見て安心する気持ちは痛いほど分かります。

僕もアナログ人間ですので、ネットオークションすら未経験に近いです。

安心してご依頼いただき、内覧会に同行して更に安心してもらった事が何よりでした。




2007/10/13

The Tokyo Towers(外伝)


10月2日のキャピタルマークタワー(外伝)

眺望の中に聳えるThe Tokyo Towersをご覧いただいたが、

今回は反対にThe Tokyo Towersから望める

キャピタルマークタワー

そして芝浦アイランドの眺望となる。

桟橋に近づく船の情景も拝め

より、「ベイエリア」という印象が強くなっており。

視線を左にずらすと

レインボウブリッジの全貌が納まり

雄大な事、この上ないわけで

言うまでもなく

レインボウブリッジはお台場へつながる。




台場は、ペリー来航をきっかけに、外敵に備え砲台をたくさん造ったところだが

外国のように、当時の家一件分くらいの大きな石を積み上げた砲台と比べ

明らかに貧弱な日本の砲台は気休めに過ぎず

射程距離も外国軍艦の大砲の半分にも満たなかったと言われる。

こっちの弾が手前の海にポチャポチャと落ちたあと

相手の大砲に一発で命中されるなんて光景が目に浮かぶわけであり


150年経った現在

弾の射程距離が縮まったかどうかは知らないが

普請技術では日本が勝っていると思われる。



2007/10/11

ビーサイト


埼玉高速鉄道

川口元郷駅を地上に出るとすぐ

14階の建物が

コの字状に3棟建っており。

今年の2月に一斉内覧会があった物件

とはいえ、9月にも内覧会同行のご依頼があり

特に売り急がない最近の風潮は

良い物件はいつでも売れるという自信ともとれ

事業主の余裕の表れであると思われ

事業主の自信を裏付けるように、

当日は内覧会に来た人購入検討で来た人

そして既に入居済みの住民の方が、共用廊下を行き交っていたわけで

エントランスを抜けると拝める中庭は見事で

その他、共用施設の充実ぶりも素晴らしい。



完成済み物件での内覧会の場合

たまに施工者が立ち会わないケースがある。

買った時期は違っても

高い買い物をしたお客様に変わりはないのだから

販売サイドの事情があるとはいえ

ちゃんと施工者が立会い

不具合の指摘、要望は直接聞くのがスジだと思われ

良い物件であればあるほど

対応面では最後まで手を抜かないでほしいものであり。



2007/10/09

レーベンリヴァーレクロス東京


京成 千住大橋駅から3分ほど


バルコニーからは駅が見下ろせ

駅までの歩道も広く

ストレスの少ない道程が嬉しい

前の大通り(R4)は交通量が多く

ある程度の騒音はしょうがないと思われたが、

サッシュの遮音等級は

T-3と高い仕様となっており

室内ではほとんど気にならないレベルになっていたわけで

サッシュの等級はT-1~T4まで

T-3は、35等級とも表現され、35デシベル相当音を減らすのが目安

外の音が80dbであれば、80-35で、室内では45dbになるということであり、

室内を50db以下に抑えるのが一般的な仕様となる。


話は変わって

千住大橋といえば・・・

隅田川最初の橋として有名

最初に架橋されたのは、徳川家康が江戸に入府して間もない文禄3年(1594年)

というからその歴史は相当なものと思われ

といいながら、そんなこと意識して渡った記憶は無いのだけれど・・・



2007/10/05

サウンド?orノイズ?


おととい3日と今日5日、立て続けに発表された騒音トラブルに関するニュースに注目した。

一つは
公園の噴水で遊ぶ子供の声がうるさいとして、近くに住む女性が騒音差し止めの仮処分を申し立て、裁判所が噴水を使用してはならないとする決定を出したニュース


二つ目は
マンションの上の階に住む幼児の騒ぐ音がうるさく、精神的苦痛を受けたとして、
都内の男性が、幼児の父親に240万円の損害賠償を求めた訴訟判決のニュース


どちらも騒音の発信源が「子供」というのが共通点であり
なんとも難しい問題で。


うるさいのが子供であり、あまり静かな子供というのもかえって心配になるわけで


そんなときいつも言われるのが「モラル」とか「親のしつけ」なんてことで


実際、マンションでの騒音裁判では「子供を叱るのは親の義務」と、 裁判長は、慰謝料など36万円の支払いを命じた。


噴水の一件では、都の騒音条例の規制値をオーバーしていた事が理由で、
子供たちの貴重な遊び場の目玉施設(噴水)の可動がストップされた。


子供が外で遊ばなくなったと言われる中、昔と変わらない子供たちの元気な声は、
捉え方によっては風流ともとれ、失いたくない街の活気とサウンドでもあるわけで


ただ、十人十色の生活状況を伴う現代では、サウンドがノイズとして捉えられ、
都としてもやりきれない結末だったのではないかと思われた。


マンションでの上下の騒音問題については、「親のしつけ」よりもっと大切なものがあるわけで


それは上下での近所付き合い


当たり前だとも思えるが、お隣だけではなく上下とも仲の良い人は果たしてどれだけいるか


ポイントは「知り合い」ではなく、「仲が良いか」であり


まあ、少なくとも知り合いでさえあれば、訴訟に至るケースは少ないと考えれば、
知り合いになっている事だけでも大きなアドバンテージであると言える。


でもそれだけでは、毎日の積み重ねの結果、サウンドがノイズへと変わる可能性が高いと思われ


僕が内覧会で遮音性の説明をするときはいつも最後にこう付け加える。


「引っ越したらまず上下のお宅と交友を深めるのはノルマだと思ってやって下さい。『昨日はやかましかったなあ』と気軽に言える、そして言ってもらえる関係が作れれば最高ですね」


「親のしつけ」はモラルだが、親が「しつけ」に縛られて子供を必要以上に縛り付けてしまうのも、なるべくならやりたくないものであり


「心地よいサウンド」というのは無理な話だが、やかましくてもそれがいつも可愛がっている上階の子供の足音であれば、少なくともノイズにはならないと思われ


サウンドがノイズに変わらない関係づくりが、快適なマンションライフの第一歩だと思われる。



10/5公園の噴水遊びを騒音認定

10/3上階に住む幼児の足音は騒音



2007/10/03

ウェリスガーデン浦和岸町


JR浦和駅から徒歩約10分

閑静な場所に佇むように完成した

40世帯のシックなマンション

各所に事業主のセンスが感じられ

内覧会での対応も素晴らしかったわけで


設備面では、上階からの流水管(竪管)が通るパイプスペース(PS)の遮音対策が充実しており

・竪管を遮音シート巻き

・PS壁内のグラスウール施工

・PS壁ボードの2重貼り(9.5mm+9.5mm)

と、通常行う遮音対策としてはMAXの仕様となっていたわけで

また、1階の排水は上階からの竪管に合流させず、独立した配管経路を確保させていたのも特筆すべき点であると思われた。


駅から物件までの途中で公園を通るのだけど


公園に入った瞬間、普通とは違う何かを感じる

園内の威容に太い木、何ともいえない辺りのパワー

聞けば、奥に1800年前から現存する神社があるとのこと

どおりで・・・

と、普通に納得した直後

せっ、せんはっぴゃくねん?!

1800年前って・・・何年前?

おそらく、1000年前より更に800年くらい前だと思われ

時代でいえば、「古墳時代とか弥生時代ですかね」と宮司さん

調(つき)神社というこの神社は、御神体がウサギという珍しい神社で、


つきの宮さまと呼ばれて地元では広く親しまれているらしく


その証拠に、続々と年配の方が参拝に来るあとから

高校生のカップルまで、けな気にお賽銭を投げ

仲むつまじく並んで手を合わせていたわけで


拝啓、K様

これから毎日、こんなパワースポットを通るのですね。

僕も歴史探訪は好きですが、江戸時代だの戦国時代だのといって感慨に耽っているようじゃ

まだまだ青い青い!ってなもんですね。

なんか普通に生活しているだけで、徳が積まれるような気がしてしまいます。




2007/10/02

キャピタルマークタワー(外伝)


タワーマンションの場合

部屋の位置、そして高さによって

全く違う眺望を得ることになり

当然それも価格に反映されてくるわけで


東京タワーを正面に見る角度は北側となるため

中層階までは駐車場となっていて基本的に住居プランはなく

高層階からやっと正面に拝めるプランが発生する。

毎晩、ライトアップされた東京タワーを眺めながらビューバスで一日の疲れを癒す。

そんな癒しこそ本当の贅沢なのだと思われる。


角度を変えると、前回紹介のThe Tokyo Towersが湾の向こうに聳え立っており



存在感はどちらも甲乙付けがたいわけで


それにしても・・・

開国僅か150年でこれだけの街となった江戸-東京



日本人の優秀さは半端じゃない・・・とあらためて感心するわけで




2007/10/01

The Tokyo Towers Seaタワー


SEA TOWER(シータワー)とMID TOWER(ミッドタワー)

58階建ての2棟からなる都内最高階層のツインタワー

「60階!?」と、

度肝を抜かれたサンシャイン60完成から約30年

1フロアの階高が違うので高さ(最高部)は違うものの

人の住処として、ほぼ同じ階数の建物が売れる時代になっており


最初の同行は写真右のシータワー

1Fのエントランスからロビーへはエレベーターで3Fへ

このエレベーターホールからして高級ホテルそのもの


3Fで降りるとまさに”豪華” ”絢爛”という形容詞が当てはまるロビー

奥にはこれまたホテルラウンジの喫茶室を思わせる空間


よく旅行の目的は、非日常を味わうことで日常での悩み事を忘れる・・・なんて言うが

ここに住む人たちは、旅行先のどんな高級ホテルに泊まっても

少なくともチェックインの段階では非日常を味わうことはできないと思われ・・・


はい、スミマセン 何てことはない住めない人間の僻みです。


拝啓、N様

当日は真っ暗になるまで皆さんお疲れさまでした。

それから部屋に商売道具を置き忘れてしまいご迷惑をおかけしました。

慌てて戻ったときには既に持ってきていただいており、大変助かりました。

バルコニーから望めるレインボーブリッジの眺望は

今後も遮られることがなさそうでいいですね。