2007/08/30

パティオス・アバンセ


パティオスグランデ・エクシアの竣工から5ヵ月後

お隣に建設された免震マンションです。

こちらはエントランスではなく、住居棟自体が目を引く外観となっており


この辺のマンションは、少々奇抜なデザインでも浮かないところがある意味良い点であると思われ。

向こう側を走る京葉線からの騒音対策もOK

グレードの高い仕様で仕上げられていたわけで。

拝啓、O様

海水浴日和の内覧会でしたね。

同行後は、砂浜が目と鼻の先で手招きしているのを振り切り

大事な同行レポート作成のため、事務所へ戻ったのを思い出します。

環境の良さはまったく変わっていないようですね。



2007/08/28

マンション川柳 the others


今回惜しくも入選にならなかった作品

その中にも逸品はたくさんありました。

いくつかピックアップしてご紹介します。


☆内覧会 そっと触って そっと見る

☆エレベーター 降りて我家の 冷蔵庫
作品コメント:1階がスーパーやコンビニになっているマンションが多い。冷蔵庫は小さくて良い

☆容赦なく 転勤辞令 契約後

☆食洗機 ついて喜ぶ 妻の顔

☆環境と 僕に優しい 部屋選び 

☆内覧会 素人だけなら なぁ、いらんかい?

☆また指摘 気分はいっぱし 建築士

☆決めました 窓にすずめが やって来て

☆恋人に会うかのように内覧会

☆マンションに 求むセカンド オピニオン

☆管理人 年に数回 誰だっけ? 

☆ゴミ治安 管理組合 傘の下


まだまだたくさんありますが、紹介しきれないのでこれくらいにしておきます。

第2回のマンション川柳募集もスタートしました。

皆さんのご投稿お待ちしております!

マンション川柳の詳細はこちら



2007/08/26

マンション川柳 入選作品発表!


第1回マンション川柳にたくさんの作品をご投稿いただきありがとうございました。

皆さんのストレートな感想や、ジョークの効いた秀逸作品が集まりました。

かなり票が割れた選考となりましたが、栄えある第1回の特選、そして佳作に選ばれた作品をご紹介いたします。

≪特選≫
☆内覧会 実家の父母を 誘う訳 (大阪府/龍神さん)
作品コメント:決してマンションで父母との同居を考えている訳ではない。狙いはやはり・・・

≪佳作≫
☆やりなおし 自分じゃ言えない 内覧会 (東京都/kajimaさん)

☆所長さん 次席三席 勢揃い (東京都/インリンさん)
作品コメント:同行のプロが何を言うのか気になったのでしょうか?後で名刺をもらって分かったのですが、上司さんばかりが集まってきた賑やかな内覧会でした。専門家が同行すると施工側の対応も違いますね。


今回は惜しくも僅かの票差で入選されませんでしたが、紹介せずにはいられない面白い川柳がたくさんあります。

皆さんの好みはいろいろですから、「こっちの方が面白い!」

という作品もあると思いますので、次回、紹介いたします。


ご好評につき、第2回を早速やりたいと思いますので、

更なる逸品を是非是非!

マンション川柳の詳細はこちら



                    お待ちしております!

その他の作品

2007/08/25

パティオスグランデ・エクシア


海浜幕張シリーズ

お次は、2004年2月に同行した、

この一味違うエントランスのマンション

何処ぞのキャンパスか研究所を思わせる正面風景は、

一風変わったマンションが建ち並ぶこのエリアでも、

ひときわ目を引く存在となっており。


エントランスから住居棟へ進み、同行した1階のお部屋は、

キッチンダイニングから2、3段程おりてリビングに至るという構造になっていました。

1階だからできる設計ですが、何ともお洒落な印象でした。

バルコニー前にはきれいな芝生の小丘があり、

環境もバッチリといった感じでした。


拝啓、S様

半年後に、和室、畳のカビをご心配され、

ちょうど隣にできたパティオス・アバンセの同行で寄ったときにお邪魔させていただきましたね。

1階なので少し心配しましたが、状況から床下の湿気が原因ではなさそうでした。

ご心配なく。



2007/08/23

マリンフォート


京葉線 海浜幕張駅から約15分

2003年7月に同行した免震構造のマンションです。

幕張メッセに程近いこの一帯は

この頃から建設ラッシュに拍車がかかり

海浜幕張には何度となく訪れることになったわけで

それから建ち始めるマンションは、少しづつ紹介していきます。

現在は、多くの空き地もほぼ埋まってきたような感じであり。


南国漂うエントランスロビー前のロータリー

道路を挟んだ向こうに広がる海

都心まで30分以内の立地でありながら

都会の喧騒を一瞬忘れてしまいそうな空間です。


拝啓、K様

内覧会では細かな指摘が多く

再内覧会、再々内覧会までご一緒させていただきました。

その後の住み心地いかがでしょうか?

お子さんも大きくなったでしょうね。

最近、虫歯になりやすく少し悩んでいます。

もしかして歯周病?

あのときK様に検査してもらっておけばよかったと、少し後悔しています。

2007/08/21

LH滝坂レジデンス


有楽町線 地下鉄成増駅から10分少々

見えてきたマンションは、その名の通り坂に沿って建っており

滝のような坂とまでは言いませんが、

下側の棟と上の棟では高低差により

基礎形式がベタ基礎と杭基礎に分かれていました。

内覧会では図面訂正部分が結構見つかりましたが

仕上がり自体に大きな問題はなく

細かな汚れと何箇所かの床鳴りが主な宿題となりました。


急な傾斜地の建設の場合

建設中も建設後も、自然からの影響が少なからず待っており

台風による大雨などには何らかの対策が必須になると思われ

このマンションも例に漏れず

内覧会の日曜日(ちょうど参院選の投票日)の台風によって、新たな対応が必要になったようです。

あとで分かって問題になる事を考えると

台風のおかげで早期発見早期治癒ができ、よかったと思います。

2007/08/18

秀吉と城


今日、8月18日は太閤豊臣秀吉の命日です。

僕は歴史上の人物の中で、特に秀吉のことは好きでも嫌いでもなく

まあ、普通好きな歴史人はいても、

嫌いな歴史人というのはあまりいないわけで

特に好きでもない秀吉のことをなぜ書くかというと

築城の名人といわれた、そのたぐい稀な土木技術への精通に興味を持ったからであり

墨俣一夜城構築に始まり、大阪城、そして伏見城・・・

日頃、建築物に触れている人間としては、

バイタリティあふれる建築(築城)術

その部分と例の人心掌握術だけには惹かれるものがあり

現代技術の結晶を集めたようなビルがどんだけ幅をきかせても

彼の遺作の前では存在感が薄くなってしまうわけで

信長が築いた安土城がもしこの世に残っていたら

大阪城とどっちが豪華だったのか

そんな無意味な想像も、勝手に楽しむぶんには自由であり

最近多くなったタワー型マンションに同行するたびに

今の世に秀吉がいたら、いったいどんな築城(建築)を行うのだろう・・・なんて思いも

もしかしたら、どこかで太閤の生まれ変わりがマンション建ててるかも

なんて、本当にしょうもない事を考えたりするのも面白いものです。

2007/08/16

ワンダーベイシティサザン


JR京葉線 南船橋駅を出ると、巨大な家具屋さんIKEAがまず目に飛び込んできます。

そしてその向こうに、総戸数1,000というこちらも巨大なマンションが建設されました。

この2つの巨大建物の建設地は、以前「ザウス」があった所であり

そう、バブル期に一斉を風靡した人口スキー場のあの「ザウス」です。

高額な入場料に追い討ちをかけるように、スキーブームも過ぎ去り

錆付いたテーマパークの終焉と同じような最期を迎えたわけで

それから2年

「ザウス」から「サザン」へ

そのまんま、マンションの販売キャッチコピーです。

内覧会に同行したのは今年の1月~2月

ガーデンイースト、サウスウィング、ガーデンウェスト、フロントウィングという

東南西北の4棟に囲まれた中庭(と呼ぶには広すぎますが)には

充実した共用施設と、屋上を利用した空中庭園ならぬ公園があり

このたくさんの木々がクリスマスツリーに変身する12月は、何とも幻想的な空間が出来上がることになると思われ

これだけの世帯数で、何棟にも分かれる計画となると

棟ごとに各所で手が違うケースもよくあります。

サザンの場合、例えばアルミサッシなどは

確かトステム、立山アルミ、YKKの3社(・・・だったかな?)の施工で分担されており

正直、メーカーによってサッシの仕上がりには結構な差があったわけで

どこがどうだった、とは言えませんが・・・

ガーデンウェストのバルコニーは、隣接するオートレース場の特等席となっており

好きな人にはたまらない環境です。

もちろん興味のない人には騒音以外の何ものでもないのですが

その辺の要因から、東南西北の売れ行き、価格設定などにも違いがあったと聞いています。

サウスウィングからは、広大な「オーシャンビュー」をイメージしていたのですが

そうはいかなかったようです。

なぜなら

目の前には何と、同じ高さの

「サザン2」が建設中であり

どんだけ人口が増えるのでしょうか?

あの小さな駅のキャパシティをはるかに超えているのではないかといらぬ心配


駅の向こうのららぽーとへ向かう利用者もあり

土日平日ともに賑わう駅へと変貌しているものと思われ

拝啓、サザン内覧会同行ご依頼者様

朝のラッシュはどんな感じですか?

ご新居の家具はIKEAで揃えたのですか(・・・大きなお世話)?

久しぶりに外観を見ましたが、バルコニーと共用廊下の透明な手摺は

建物を巨大な壁に見せず、クリアな印象を与えていてやはりいいですね。

最近は、新潟の余波などで地震が多くなっていますが

免震の効果であまりピンときていない人もいるのではないでしょうか。

ただ、今朝は千葉県を震源とする地震もありました。

免震構造だからといって揺れないわけではありません。

家具の固定など、できる備えは今のうちに整えておいて下さいね。

2007/08/15

8月15日


今日は終戦記念日

お盆でもあり

施工会社も休みです。

なので毎年この日は内覧会もなく、暑さでぼーっとしながら

鳴り響く声の主、蝉の地上での短い生涯をふと考えてみたりするわけで

ということで、「拝啓・・・」も今日はお盆バージョン

夏休みといえば高校野球

少年時代は、高校野球決勝戦の試合終了が夏の終わり

「いつまでも続いてくれ」と思いながら見ていたもので

大人になってからはほとんど見なくなってしまいましたが

8月15日の第2試合

それも11時50分頃になると、自然とチャンネルをNHKに合わせており

試合が見たいのではなく、球児たちが試合を中断して黙とうを捧げる正午のシーンを見たいからであり。

今日は、仙台育英の投手も智弁学園の打者も、合掌しながら黙とうしていたのが印象的でした。

理屈では言い表せないが、こういうシーンは何故か見入ってしまい

無くしてはならないものだと思われ

大晦日のカウントダウンライブで、午前0時の時報とともに熱唱していた歌も中断して「明けましておめでとう!」と叫ぶ

8月15日の正午とは重みが違いますが

日本中で時間が止まり、日本中が共通の思考に集中する

そういう瞬間が何故かとても好きであり


拝啓、内覧会同行ご依頼者様

新居で初めてのお盆を迎える方

引越し前の最後のお盆という方

もう何度目かのお盆ですっかり落ち着かれた方

それぞれの8月15日がそろそろ暮れていきます。




2007/08/14

フローラ武蔵浦和ファミリオン


埼京線、武蔵野線の武蔵浦和駅から12.3分歩くでしょうか

目の前にスーパーがあり、毎日の買い物は便利そう

行きはご依頼者様の車でらくらく到着

内覧会場で受付を済ませ、いざお部屋へ

すると「こちらをどうぞ」と渡されたものは

白手と軍足

これもお客様への気配りでしょうか

僕は当然My白手、My軍足を用意していましたが

くれるものはもらっておこう

ってなわけで、同行した回数分だけ必須アイテムが増えました。

感謝感謝!!

こういう対応の良いところは施工にも余裕が感じられ

余裕があれば丁寧な仕上がりにつながり

結果的に、同行した部屋はすべて指摘も少なく良く仕上がっていました。

駅前では大手デベ物件も建設中で、これから更に開発が進みそうな街です。

2007/08/13

ベルパティオ杉並本天沼


低層地域の中で目を引くお洒落なマンションです。

それでいて、決して周辺にマッチしない違和感を出さず、落ち着いた雰囲気を保っていました。

通常のラーメン構造の鉄筋コンクリート造と違い、柱・梁を設けず、

基本的に壁だけで荷重を支える壁式鉄筋コンクリート構造です。

柱・梁がないため、建物の内部空間が広く使用できるというメリットがあり

耐震性にも優れています。

荻窪駅からは15分以上歩きますが、地域的にこの環境を確保するにはやむを得ない距離と思われ

お子さんの教育環境を重視されていたT様は、マンションの出来栄えもさることながら、

地域的な教育レベル、街の雰囲気にもご満足されていた様子

お部屋は、トイレや洗面室の扉にレトロチックな趣きがあり、個人的に好きです。

26戸の少世帯ですので、声の通りやすい理想の管理組合を築いて欲しいものです。

2007/08/11

ザ・ガーデンプレミアム


畑の中に突如現れた、500戸を超えるマンションの内覧会も、今日で一通り終わりのようで

36℃を超える猛暑の中、7回目の同行となりました。

写真は、先月末に初めて同行したときのもの

まだ中庭の工事が急ピッチで行われていたのですが、

今日はだいぶ完成に近づいてきていたようです。

ガーデンプレミアムという名前だけあって、中庭だけでなく、

エントランス周辺も大規模な造園工事が施され、

まさにプレミアムな癒しの空間をイメージさせました。

これだけ何度も顔を出すと、所長さんはじめ、事業主スタッフの方にも覚えられ、

僕が何も言わないのに脚立を持ってきてくれたり

チェックシートを2枚ほど増やしたりしてくれるわけで

施工者の対応もしっかりしており、仕上がりの印象は◎でした。

ただ残念なことがひとつ

同行した方達ほぼ100%の意見

玄関の床石の模様はキズ?汚れ?

工夫を凝らしたデザインだったのかもしれませんが

ユーザーの意見は残念な結果に終わったわけで

今後、少なくとも今回の事業主・施工者が関わるマンションで、同じ床石が採用されることはないと思われ

それにしても、周りは畑と昔からの古い家並み

近くに高い建物がまったくないため、見晴らしは最高

20階でも目の前にビルが建ち並ぶ都心のタワーマンションもある中

この眺望は結構貴重な存在であると思われ

2007/08/10

建設発生土


8月1日に、杭施工工事について書きました。

コンクリートを穴に流し込んで杭を造ることは書きましたが、その穴を掘ったときに発生する土については触れませんでした。

この段階で建設現場にやってくる主な車輌は、1日のブログで書いたコンクリートミキサー車と

もう1種類

発生した土を運んでいくダンプカーです。

昨日紹介したような、反対運動が激しい建設現場の場合

これら車輌の出入りにも細心の注意を払うことになり

現場に入り土を積載したダンプが、帰りに道路を汚したりしたら大変

ゲートを出る前に、入念にタイヤ洗浄を行うのは言うまでもなく

ただ、最も注意しなければならないのは土の積載量であり

山盛りに土を載せたダンプを、証拠写真とばかりに反対住民の方がシャッターチャンスを窺っているケースもよくあるわけで

また、もっと明確な違法車輌の証拠を・・・とばかり

市区の職員と警察を動員させ、現場から出てきたダンプを抜き打ちで重量検査

ダンプの運転手にしてみれば、試合後に突然ドーピング検査を命じられた陸上選手のような心境だと思われ

いずれにしても、監督側からすればなんともやりにくい現場も中にはあるわけで。

2007/08/09

反対運動


マンション建設において、周辺住民の反対運動がまったく無い・・という現場の方が珍しいかもしれません。

程度の違いこそあれ、何かしらの反対はどこにでもあるわけで

事業主や施工者は、近隣住民との粘り強い話し合いを経て、妥協案や交換条件を織り交ぜながらも、工期を遅らせないように建築を進めていきます。

ただ、中には腰の座った反対住民もおり

反対の旗は現場周辺だけでなく、最寄り駅に至るまでの道沿いを占拠しているようなケースもあります。

このようなケースでは、旗だけではなく、実際に反対運動の代表者の人たちが、建設現場へ入るトラックに違法性がないかなど、チェック体制を強化するような場合もあり

昔ながらの穏やかな土地に、いきなり日照を遮らんとする建物が建つとどうなるか

日照問題はもちろんですが、なによりその地域における景観問題の方が大切だと思われ

覚めた目で見れば、マンション住民による売り上げが見込める周りの商店街などは、結果的に損ではないのでは?

なんて考えないこともないですが・・・

その土地の歴史、その土地ならではの雰囲気・・・

そういう物質的なこと意外での譲れないものについては、やっぱり守っていってもらいたい

と、個人的には勝手に思っており・・・

2007/08/07

DCフォート千葉中央


今年6月に同行した、タイムズアリーナ千葉中央の隣に建つマンション

DCフォートに同行したのは2005年8月でした。

元々この場所には、かなり年季の入ったダイエーがあり

場所的にも存在感はほとんど無く

駅徒歩1分のマンションになった方が、かなり土地の有効活用になったと思われ

現在は、京成千葉中央駅も新しいホテルができるなど、見違えるようにきれいに生まれ変わっていました。

隣接して、最近完成した2つのマンション住民を合わせると、周辺人口はかなり増えたはず

拝啓、W様

最近はラッシュ時の駅利用客が急に増えたんじゃないですか?

先日、久しぶりにエントランスを覗かせてもらいました。

とてもきれいに清掃されていて、新しさが保たれていましたね。

マンションの価値は住民の心構えでいくらでも変わります。

この調子で頑張ってください。

2007/08/06

レジデンス・ザ・武蔵小杉


武蔵小杉は今、マンション建設ラッシュです。

今回同行したマンションのエントランスから、右を見ても左を見ても、タワーマンションがにょきにょきと背を伸ばしている真っ最中であり

駅の周辺にこれだけ大世帯のマンションが、雨後のたけのこのように建設されても、ちゃんと売れていくだけの需要がこの街にはあり

このマンションは、超高層ですがタワー型ではなく、片側廊下型の一般的な板状の建物です。

エントランスはさながらホテルのフロント

というか、ちょっとしたホテルよりは間違いなく立派

毎日ここを出入りする生活になると、なんか、家という感覚がなくなるのではないか

そんな余計な思いが出てきたりするわけで

バルコニーから見下ろす線路には、結構な頻度で新幹線が往来しており

プラレールで遊ぶ頃の子供たちは大喜びで目を輝かせると思われ

拝啓、M様

これから再内覧会ですが、一部、床の不陸以外は大きな問題はなく、良く仕上がっていましたね。

5歳の男の子にはたまらない眺望で、夢中になっていた顔がとても可愛かったです。

2007/08/01

杭施工工事


マンションの基礎にはよほど良い地盤でない限り、杭が施工されています。

杭の施工方法には、工場で製作された杭を運んできて埋め込む方法(既成杭)

もうひとつは、現場で穴を掘り、そこに鉄筋のかごを入れてからコンクリートを流し込んで、鉄筋コンクリート製の杭を造る現場造成杭

写真はまさに現場で掘った穴に、杭にする鉄筋のかごを入れようとしている場面です。

このあと、生コンを積んだミキサー車がやって来て、鉄筋の入った穴にコンクリートを流し込むわけです。

杭は建物の規模・高さなどによって太さも変わってきます。

直径80cm程のものから3m以上のものまで

また、底部分を太くした拡底杭

頭と底部分を太くした拡頭拡底杭

など、形もさまざまです。

杭の長さは、建物を支えられるだけの固い地盤が出てくる地点までの深さで決まります。

地盤の悪い地域では、建物の高さ以上に長い杭が基礎になっているマンションも珍しくありません。

同じ価格のマンションでも、見えない基礎にお金をかけずに済んでいるマンションほど、上物(うわもの)にお金をかけられていると言えます。